家事は、料理・洗濯・掃除のように名前がつく家事ばかりではありません。それらは「名もなき家事」「見えない家事」と呼ばれています。
今回は大和ハウスさんが行った名もなき家事に関するアンケート結果をもとに、わが家の夫がどれほど名もなき家事を行っているかどうか、どんな風に「名もなき家事をする夫」に変わっていったかどうかを紹介します。
どれだけやっている?名もなき家事リスト30選
大和ハウスさんが、2017年に実施した「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」から、名もなき家事をリスト化したものが以下の項目です。
1.子どもと会話する→〇
2.食べ残しの食品を冷蔵庫にしまう→△
3.食事の献立を考える→✕
4.飲みっぱなしのグラスを片づける→△
5.ごみを分類する→△
6.使い切ったティッシュを取り替える→△
7.調味料を補充・交換する→✕
8.使った道具を、元の位置にきちんと片づける→△
9.郵便物をチェックする→〇
10.手洗い場のタオルを取り替える→△
11.ポストに入っていた不要なチラシを捨てる→△
12.トイレットペーパーがなくなった時に、買いに行く→✕
13.脱ぎっぱなしの服をクローゼットにしまう→△
14.朝、カーテンを開け、夜、カーテンを閉める→✕
15.子どもの食事を手伝う→〇
16.ゲットや布団を整える→✕
17.玄関の靴をそろえる→✕
18.子どもの送り迎えをする→〇
19.食事の前に食卓を拭く→△
20.子どもの学校の準備・子どもの勉強を見る→〇
21.新聞・雑誌をまとめて捨てる→✕
22.溜まったごみを捨てる→✕
23.家電製品の選定・購入・設置する→〇
24.アイロン掛けをする→✕
25.クリーニングに出す、取りに行く→✕
26.ペット・植物の世話をする→〇
27.朝刊・夕刊を取りに行く→✕
28.町内やマンションの会合に出席する→〇
29.古くなった照明の交換→〇
30.靴を磨く→〇
(引用 大和ハウス:https://www.daiwahouse.co.jp/tryie/column/build/dual_income/page02.html)
わが家の夫に当てはめた時、「言わなくても毎回やること」を〇とし、「自分でやる時もあるけれど、言われないとやらない時もあること」を△、「まったくやらないこと、言われないと気づかないこと」を✕としました。
結果、わが家の夫は、〇が10個、△が9個、✕が11個でした。
先ほど紹介したダイワハウスさんのアンケートによると、共働きの夫婦が感じている家事分担の認識において、妻サイドは「夫1割、妻9割」、夫サイドは「夫3割、妻7割」と回答したとのこと。
アンケート結果と照らし合わせると、わが家の夫は割とできている方なのだと今回わかりました。
しかし結婚当初からこれほど見えない家事に取り組んでくれていたわけではありません。
1200人が選んだ!名もなき家事ランキングトップ10
さらに、大和ハウスさんが1,200人の投稿より、票数が多かった項目をランキングで発表。結果は以下のとおりです。
第一位:裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業→〇
第二位:玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる・靴を揃える→〇
第三位:トイレットペーパーの補充・交換→〇
第四位:服の脱ぎっぱなしを片づける・クローゼットにかける・脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる→〇
第五位:食事の献立を考えること→✕
第六位:飲み終わったコップやペットボトル・空き缶を片づける、洗う→△
第七位: 子どもが散らかしたオモチャなどの片づけ→〇
第八位:シャンプー・洗剤・ハンドソープなどの補充・詰め替え→〇
第九位:資源ゴミの分別・仕分け&お風呂や洗面台の排水口に溜まった髪の毛を取り除く・お風呂の排水口の掃除、網変え→〇&〇
(引用 大和ハウス:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/kajishare/ranking.html)
妻サイドから「それそれ」「あるある」と深く首を縦に振る様子が目に浮かびますよね?
先ほどの30項目同様、こちらもわが家の夫がどの程度やるかどうか、〇、△、✕をつけてみたところ、〇が8個、三角が1個、✕が1個という結果に。
結婚当初は黙ってやってあげていた私ですが、だんだんと小言を言うことが増えるも、一向に改善されませんでした。
そこで私は強行作戦を実行。それは「そのままにすること」でした。脱ぎっぱなしの靴下はそのまま洗濯、そのまま干します。
洗濯後まったく乾いていない靴下を見つけた夫は「これ乾いてないけれど?」と。
私が「そのまま洗濯機に入っていたから」と答えて以降、靴下が丸まったまま洗濯機に入ることはなくなりました。
玄関の靴も出しっぱなしにして、子どもから踏みつけられてからは、自ら片づけるようになりましたし、子どものオモチャを踏んで痛みに悶絶してからは、夫自ら子どもに声をかけ一緒に片づけるようになりました。
結局どれだけ「自分事」と思えるかどうかなのだなと、私はつくづく感じました。自分に関係のないことと思っているから見えない家事を見ようともしていないのだなと。
靴下が乾かなければ困るのは夫、大事な靴が汚れて困るのも夫。自分が「やらないと困る、不利益を被る、生活に支障が出る」と感じさせることが大事なのかなと、私個人は考えています。
見えない家事を「見せる」ことで苦労を分かち合える…かも!?
今回は、見えない家事のランキングを紹介しました。
料理、洗濯、掃除と名のつかない細かな項目に溢れているのが「家事」。その苦労を分かってもらうことで、少しでも片方の負担が減るかもしれませんね!