「これ以上、フローリングの傷を増やしたくない!」
「賃貸の退去費用ってフローリングの傷も請求されるの?」
「フローリングの傷って自分で直せるの?プロに頼むべき?」
フローリングの傷を見るたびに、不安を感じる方も多いでしょう。
特に小さなお子さんやペットのいる家庭では、知らぬ間に増える傷に頭を抱えてしまいますよね。
物を落とすたびに「またやってしまった!」と自己嫌悪に陥る場合もあるかもしれません。
この記事では、フローリングの傷の種類別に補修方法を紹介します。
5つの原因や賃貸で退去費用を請求される傷、傷を予防する方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
最後まで読めば、どの傷は自分で直せて、どこからプロに任せるべきかが明確になり、フローリングを長くきれいに維持するための選択ができますよ。
プロが教える!フローリングに傷がつく5つの原因

フローリングに傷ができる原因は、日常生活の中にあります。
- 1.家具の移動によるこすれ傷
- 2.水や日焼けによる表面の剥がれ
- 3.ペットの爪による傷
- 4.物を落としたときにできるへこみ
- 5.歩いたときにできる細かなすり傷
傷がどのようにしてつくのかを理解すれば、正しい補修ができるでしょう。
1.家具の移動によるこすれ傷
フローリングにできる傷の多くは、椅子やテーブルを動かした際に生じる「こすれ傷」が原因です。
ダイニングチェアのように毎日前後に動かす家具は、床との摩擦を繰り返すため、表面の塗装が徐々に削られていきます。
はじめは目立たない線状の傷でも、使用頻度の高い場所ほど摩耗で白い傷が広がりやすいでしょう。
また、キャスター付きの椅子はナイロンなど硬い樹脂製の車輪が多く、床面に集中して負荷がかかると傷が深くなりやすい傾向があります。
2.水や日焼けによる表面の剥がれ
フローリングの白い傷や表面のざらつきは、水分や日光による塗装の劣化も原因です。
木材に使われる塗装は水に弱く、濡れたまま放置すると白く濁ったり、細かなひび割れが生じたりします。
キッチンや窓際は水滴や湿気に触れる機会が多く、劣化が進みやすいでしょう。
また、日光に含まれる紫外線は塗膜を分解する働きがあり、表面の保護層が薄くなりやすいです。
塗装が弱くなると、軽い摩擦でも傷が入りやすい状態になり、白い筋や表面の剥がれが広がる原因になるので注意が必要です。
3.ペットの爪による傷

猫や犬の爪による引っかき傷も、フローリングにできる細かな傷の原因です。
ペットの爪は先端が硬く、歩いたり走ったりする際に床へ力が加わり、塗装の表面に細い溝が刻まれやすくなります。
特に犬は走るときに爪を立てる習性があり、同じ場所に傷が集中するのが特徴です。
これらの傷の一本一本は浅いものの、積み重なると白く目立つようになり、床がくずんだの印象になります。
4.物を落としたときにできるへこみ
フローリングにできる深めの傷やへこみは、硬い物を落としたときにできやすいです。
リモコンやスマートフォンなど重量のあるものが一点に衝撃を加えると、塗装とその下にある木材が押しつぶされ、深い傷になります。
無垢材よりも合板フローリングは表面の化粧層が薄いため、衝撃による損傷が表面に現れやすいのが特徴です。
へこみは塗膜だけではなく木材自体が変形している状態のため、表面的な傷よりも自分で修復するのが難しいでしょう。
5.歩いたときにできる細かなすり傷
フローリングの表面はクリア塗装で保護されていますが、毎日の歩行による摩擦によって少しずつ削られていきます。
靴下の線維や服に付着したホコリ、床に残った砂粒なども歩行する際に床と接触し、サンドペーパーのように働きます。
家族がよく通る廊下やリビングの導線部分は摩耗が進みやすく、白っぽく見える細かな線状の傷がつきやすいのが特徴です。
賃貸の方必見!フローリングの傷で退去費用が発生するケースと免除される条件

賃貸の退去費用は、傷の内容や原因によって扱いが異なります。
- ・退去費用が発生するケース
- ・免除される条件
どんな傷が請求の対象になるかを知っておくと、不当な費用を払うリスクを減らせるでしょう。
退去費用が発生するケース
退去費用が発生するのは、次のいずれかに該当する場合です。
- ・借主の過失によって生じた傷
- ・不注意による破損
- ・通常使用の範囲を超える使い方で生じた損耗
具体的には、以下のようなケースが挙げられます。
- ・重い物を落としてフローリングがへこんだ
- ・キャスター椅子を使い続け、表面が大きく削れた
- ・ペットが爪で何度も走り回り、広範囲に傷がついた
- ・水をこぼしたまま放置し、変色が起きた
- ・硬い家具を引きずり、深いこすれ傷が残った
これらは国土交通省ガイドラインで「故意・過失・善管注意義務違反」と判断される事例にあたるため、借りた人が原状回復費を負担する可能性があります。
参考:国土交通省住宅局|原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
免除される条件
退去費用が発生しないのは、次のいずれかに該当する場合です。
- ・日常生活で避けられない摩耗
- ・経年劣化として認められる損耗
- ・通常使用の範囲で自然に生じた変化
具体的には、以下のようなケースが挙げられます。
- ・歩行によってできた細かなすり傷
- ・日光によるフローリングの色あせ
- ・家具を置いた際の軽いへこみ跡
- ・長年の使用によるワックスや塗膜の摩耗
- ・通常の掃除中についた軽度のこすれ傷
- ・入居年数が長い場合の全体的なくすみ
これらは国土交通省のガイドラインで「通常損耗」または「経年劣化」とされ、借主が費用を負担する必要はありません。
生活を続ける中で自然に起こる変化とみなされるため、基本的に退去時の追加請求はないでしょう。
自分で直せる傷の補修方法|プロに依頼すべき傷の見分け方も解説

フローリングの傷を補修する際、自分で直せる傷か、プロに依頼すべき傷かを見分けることが大切です。
- ・自分で直せる傷
- ・プロに依頼すべき傷の見分け方
木材までダメージを受けている傷は、自分で直すと傷跡が目立つ場合もあります。
以下で、自分で補修できる傷の特徴やプロに任せるべき傷の見分け方を見てみましょう。
自分で直せる傷
自分で直せる傷と補修方法は以下のとおりです。
- ・白いこすれ傷:補修ペンやクレヨンタイプのワックスで色をなじませ、白さを目立たなくする。
- ・浅い引っかき傷:ワックスを傷の方向に薄く塗り込み、余分な箇所を拭き取ってなじませる。
- ・浅いへこみ:当て布を置き、スチームアイロンを数秒当てて木の線維を膨らませて凹みを軽減する
・軽いくすみや摩耗:市販の補修ワックスや艶出し剤を使って、光沢を出す。
上記は、いずれも表面の塗膜にとどまり、木材そのものが深く損傷していないケースに限られます。
触れたときに段差がなく、下地が見えていない傷であれば、自分で補修できます。
ただし、自分で補修するDIYは、あくまで目立たなくするための応急処置です。
傷の深さや材質によって仕上がりに差が出るため、無理に自分で直そうとするのは禁物です。
プロに依頼すべき傷の見分け方
プロに依頼すべき傷は、木材そのものや化粧層が損傷しており、DIYでは自然な仕上りが難しい場合です。
以下のような傷は、自分で補修するのは避けましょう。
- ・えぐれ傷(木材が削れている)
- ・深いへこみ(段差がはっきりある)
- ・化粧板の剥がれ・下地が露出している傷
- ・広範囲にできた深いこすれ傷や摩耗
- ・色が大きく欠けて木目が消えている部分
- ・シートフローリングの破れ・欠け
えぐれ傷や深いへこみは、パテによる成形や色合わせ、木目の描写といった専門的な工程が必要です。
素人が補修すると補修跡が目立ちやすくなるでしょう。
また、シートフローリングの破れは市販品では補修するのが難しいです。
段差がある、下地が見える、大きく欠けているといった傷は、専門業者に相談しましょう。
傷の補修や予防にも!100均で買える便利グッズ3選

100均には、傷を隠すためのグッズや、これ以上傷を増やさないための予防アイテムもそろっています。
- 1.キズ隠し棒
- 2.イス脚キャップ
- 3.床・家具穴埋めウッドパテ
手軽に試せるものばかりなので、自分のフローリングの状態に合わせて取り入れてみましょう。
1.キズ隠し棒

(画像引用:DAISO)
キズ隠し棒は、フローリングの白っぽいこすれ傷や浅い引っかき傷を手軽に目立たなくできるアイテムです。
クレヨンのようなワックスを傷の上で軽くこすり、はみ出た部分を布でさっと拭き取るだけで色がなじみ、白さが和らぎます。
色が数種類セットになっているので、床の色に合わせて調整しやすいでしょう。
初めて補修に挑戦する人でも扱いやすく、ひとつ持っておくと便利な補修グッズです。
2.イス脚キャップ

(画像引用:DAISO)
イス脚キャップは、家具を動かすときにできるこすれ傷を防ぐアイテムです。
家具の脚にシリコンキャップを装着すれば、摩擦が軽減され、床に白い傷がつきにくくなります。
傷を拡大させないための予防アイテムとして活躍するため、フローリングの傷がつきやすいダイニングや子ども部屋などにおすすめです。
3.床・家具穴埋めウッドパテ

(画像引用:DAISO)
浅いへこみの一時的な補修に使えるアイテムです。
傷にパテを埋めて表面を平らに整えると、へこみが目立たなくなります。
ただし、色合わせが難しく、深い傷を完全に元通りにするのは困難です。
ちょっと気になる部分を整えるような、軽い補修に使用しましょう。
フローリングの傷を防ぐ3つの方法

フローリングを長くきれいに保つには、これ以上傷を増やさない工夫も欠かせません。
-
- 1.ラグやカーペットを敷く
- 2.家具の脚にクッションフェルトや脚キャップをつける
- 3.ワックスがけをする
ここでは、日常生活の中で簡単にできるフローリングの傷を防ぐ方法を紹介します。
1.ラグやカーペットを敷く
フローリングの傷を防ぐ手軽な方法が、ラグやカーペットを敷くことです。
家具の重みや動かすときの摩擦が床に直接に伝わらなくなるため、こすれ傷やへこみの発生の軽減につながります。
ダイニングテーブルの下や子どもがよく遊ぶスペースは傷がつきやすいので効果的です。
また、ラグには防音性や保温性もあり、生活音をやわらげたい家庭にもメリットがあります。
全面に敷く必要はなく、傷が気になるポイントだけに敷くだけでも十分な予防効果が得られるでしょう。
2.家具の脚にクッションフェルトや脚キャップをつける
椅子やテーブルなど、動かす機会の多い家具にはクッションフェルトや脚キャップが予防に役立ちます。
家具を引いたときに起こる摩擦をやわらげ、フローリングに白いこすれ傷がつくのを防いでくれるため、ダイニングチェアのように毎日動かす家具に効果的です。
丸型や角型など、家具の脚の形に合わせて選ぶと、長持ちしやすくなります。
3.ワックスがけをする
フローリングにワックスをかけると、表面に保護膜ができ、日常のこすれ傷や摩耗から床を保護できます。
また、ワックスの艶によって光の反射が整い、軽度の白いこすれ傷なら目立ちにくくなる場合もあります。
よく歩く場所や日光が当たりやすい部分は劣化しやすいため、定期的なワックスがけが有効です。
ただし、塗りムラが気になる場合や広い範囲を均一に仕上げたいときは、専門業者に依頼する方法もあります。
床材に合ったワックスを選び、無理のない範囲でメンテナンスしましょう。
まとめ:フローリングの傷はひつじ堂にお任せください!

フローリングの傷は、家具の移動や物の落下など、どんな家庭でも避けにくいものです。
浅いこすり傷であれば補修アイテムで目立たなくできますが、えぐれ傷や深いへこみは自力で直すのが難しい場合があります。
賃貸では退去費用が請求される可能性があるため、早めの対策が欠かせません。
日常的な予防策として、ワックスがけがおすすめです。
「しっかり傷を防ぎたい」「一度プロに任せてきれいに整えたい」という方は、ひつじ堂のフロアコーティングをぜひご利用ください。
専門の技術で丁寧に施工し、傷に強いフローリングを実現します。
長く快適な空間を維持するためにも、まずはお気軽にご相談ください。
