「外に干したいけど花粉が心配」
「花粉対策できる洗濯のコツが知りたい」
「花粉対策につながるアイテムが知りたい」
花粉の季節は、衣類に付着する花粉を減らし、室内に持ち込まない工夫が必要です。
洗濯前のひと手間や干し方で、花粉がつきにくなる方法があります。
この記事では、花粉対策に役立つ洗濯のコツや外干し・部屋干しのポイント、便利なアイテムを紹介します。
洗濯における花粉対策の知識を身につけ、花粉シーズンの不快な気分をスッキリさせましょう。
花粉対策に役立つ洗濯のコツ2選

洗濯する際の花粉対策として、以下の2つが挙げられます。
・衣類についた花粉を落としてから洗濯する
・柔軟剤で花粉の付着を防ぐ
それぞれ詳しく解説していきます。
1.衣類についた花粉を落としてから洗濯する
花粉対策するには、洗濯前に衣類についた花粉を落とすことが有効です。
実際に、外干しした衣類を手で払ったあとの花粉は、Tシャツなら65%、タオルなら46%減少したというデータがあります。
(参考元:掃除・洗濯でできる花粉撃退テクニック)
夜干しする人も同様に手で払ってから洗濯物を取り込んでください。
夜は地面から花粉が舞い上がり、衣類に花粉がつきやすくなります。
気になる人は、手で払うのに加え、粘着クリーナーや衣類ブラシを利用するのもよい方法です。
2.柔軟剤で花粉の付着を防ぐ
花粉が衣類に付着する原因のひとつが静電気です。
静電気が発生しやすい衣類は花粉を引き寄せやすくなるため、対策が必要です。
柔軟剤には、繊維同士の摩擦を減らし、静電気の発生を抑える働きがあります。
生地がなめらかに仕上がることで、花粉が引っかかりにくくなります。
柔軟剤は衣類をやわらかくするだけでなく、香りのバリエーションも豊富です。
好みの香りを選ぶことで、花粉シーズンの不快感が和らぐかもしれません。
外干しと部屋干し|花粉対策にはどちらがいい?

外干しと部屋干しのメリット・デメリットを見ていきましょう。

晴れた日の外干しは、太陽と風の力で素早く乾き、電気代もかからないのが魅力です。
ただし、春先は花粉が付着しやすく、取り込む際に室内へ持ち込む可能性があります。
さらに、天候に左右されやすいため、突然の雨には要注意です。
一方、部屋干しは花粉がつきにくく、天気を気にせず干せるのがメリット。
しかし、衣類が乾きにくいため、生乾き臭が発生しやすくなります。
花粉の影響を抑えたいなら部屋干しが安心ですが、乾きやすさを重視するなら外干しが有効です。
状況に応じて、適切な干し方を選びましょう。
外干しで花粉対策する3つのポイント

外干しする際、花粉が洗濯物につきにくくするポイントを理解することが大切です。
1.花粉の飛散が少ない日に干す
2.花粉がつきやすい衣類を理解する
3.花粉対策用の洗濯物カバーを使う
以下で、詳しく解説していきます。
1.花粉の飛散が少ない日に干す
花粉が飛散しやすい日は以下のとおり。
- ・晴れて、気温が高い日
- ・空気が乾燥して、風が強い日
- ・雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと
(引用元:花粉症環境保健マニュアル 2022(P22))
花粉は、乾燥した晴れの日や風が強い日に飛びやすくなります。
雨の翌日は、地面に落ちた花粉が乾燥し、再び舞い上がるため注意が必要です。
気温の高い日が続いた後も、花粉の飛散量が増える傾向があります。
外干しをする際は、天気予報を確認し、なるべく花粉の影響を受けないタイミングで干しましょう。
2.花粉がつきやすい衣類を理解する

花粉のつきやすさは、衣類の素材や静電気の発生によって変わります。
ウールやフリースは繊維が細かく、静電気を帯びやすいため、花粉がつきやすいです。
特にフリースは静電気が起きやすく、花粉がつきやすい特徴があります。
一方、以下のものは花粉がつきにくい素材です。
・ナイロン
・ポリエステル
・綿
ナイロンやポリエステルのようなツルツルした素材は、花粉がつきにくいです。
綿も静電気が発生しにくいため、花粉が絡まりにくい素材のひとつです。
花粉対策の効果を高めるため、衣類の素材にも着目した干し方をしましょう。
3.花粉対策用の洗濯物カバーを使う
洗濯物カバーは、洗濯物にかけるだけで花粉の付着を減らせる便利なアイテムです。
風の強い日は花粉が舞いやすいため、物理的にブロックできる洗濯物カバーがおすすめです。
洗濯物カバーにはテントタイプやシートタイプがあり、花粉だけでなく、雨やホコリ、黄砂の対策にもなります。
花粉の影響を減らしながら外干しをしたい場合、用途に合ったカバーを選び活用すると安心です。
部屋干しで花粉対策する2つのポイント

部屋干しする際、湿気対策も考慮しつつ、効率的に乾かすのがポイントです。
・サーキュレーター・除湿器を使う
・置く場所や干し方を工夫する
以下のポイントを考慮し、部屋干ししましょう。
1.サーキュレーター・除湿器を使う
部屋干しで花粉を防ぐには、湿気対策が欠かせません。
湿度が高いと洗濯物が乾きにくくなるだけでなく、花粉がつきやすくなります。
サーキュレーターで空気を循環させつつ、除湿器で湿度を下げながら乾かすことが大切です。
洗濯物を干し終わった後は、床に落ちた花粉を拭き取ると、室内の花粉が増えるのを抑えられます。
便利な家電を利用して、花粉の付着や生乾きの臭いを予防しましょう。
2.置く場所や干し方を工夫する
先述したとおり、洗濯物を効率よく乾かすには、空気の流れを意識することがポイントです。
ハンガー同士の間隔を空け、風の通り道を作ると乾きやすくなります。
乾きにくいパーカーのフード部分は、ボトムス用のクリップハンガーを使い、広げて干しましょう。
バスタオルのような大きな洗濯物は、ピンチハンガーを使い、ジグザグにつるすと風が当たりやすくなります。
また、空気を循環しやすくするには、アーチ干しもおすすめです。
角形ハンガーの外側に長い衣類、内側に短い衣類を配置すると、空気が循環しやすくなります。
花粉対策として役立つ洗濯グッズ3選

花粉対策として、以下の洗濯グッズの活用もおすすめです。
・【フォーラル】洗濯物カバー
・【花王】ハミング消臭実感|柔軟剤
・【アリエール】ジョエルボールプロ 部屋干し用|洗濯洗剤
使うだけで花粉を防げるのではない点を考慮し、洗濯グッズを活用していきましょう。
1.【フォーラル】洗濯物カバー

(引用:楽天市場)
フォーラルの洗濯物カバーは、花粉や雨、紫外線から洗濯物を守る便利なアイテムです。
UVカット率98.8%の生地を使用し、衣類の色褪せを防ぎながら洗濯物の目隠しとしても活用できます。
両サイドに細目メッシュを採用しており、雨の侵入を防ぎつつ通気性を確保するため、風を通して洗濯物が乾きやすい構造です。
スベリ止めテープ付きで横ズレを防ぎ、ホック付きベルトでしっかり固定できます。
2.【花王】ハミング消臭実感|柔軟剤

(引用:花王公式サイト)
ハミング消臭実感は、静電気を防ぐことで花粉をブロックする柔軟剤です。
また、部屋干しや夜干しでも臭いが発生しにくく、濡れた衣類特有の嫌な臭いを防いでくれます。
洗濯じわを防ぎながら、衣類をふんわりやわらかく仕上げられるのもポイント。
リフレッシュグリーンやホワイトソープなど、4種類の香りから選べます。
3.【アリエール】ジョエルボールプロ 部屋干し用|洗濯洗剤

(引用:アリエール公式サイト)
ジェルボールプロは、部屋干しの臭いを防ぎながら、花粉対策にも役立つ洗濯洗剤です。
洗浄力が高く、衣類についた花粉や汚れをしっかり落とせるため、部屋干しでも菌の繁殖を防ぎやすくなります。
ジェルボールタイプなので、計量の手間がなく簡単に使えるのも特徴です。
厚手のパーカーやタオルもしっかり洗え、部屋干し臭を抑えながら快適に仕上げられます。
【まとめ】洗濯を見直して、花粉の季節をストレスフリーに!

春先は洗濯の工夫次第で、花粉の付着を抑えられます。
外干しをする場合は、花粉が飛びにくい日を選び、洗濯物カバーを活用すると安心です。
部屋干しでは、サーキュレーターや除湿器を使い、干し方を工夫することで、生乾き臭の発生を抑えられる可能性があります。
さらに、柔軟剤や洗濯洗剤で静電気の発生を抑え、花粉の付着を防止するのも手軽にできる対策です。
毎日の洗濯を見直し、花粉症を少しでも和らげ、ストレスフリーに過ごしましょう。