キッチンの換気扇の掃除は本当に大変ですよね。
油とホコリが混ざった頑固な汚れは、掃除するのも一苦労です。
換気扇のギトギト汚れの原因は、油とホコリ。
ホコリがついた油がベタベタと固まっていき、時間が経つにつれて落ちにくくなっていきます。
こびりついた油汚れを落とすには、強力なアルカリ性洗剤が有効です。
本記事では、詳しい油汚れの落とし方や、おすすめ洗剤などを以下で紹介しています。
換気扇をピカピカにできれば、それ以降は1ヶ月に1回のかんたん掃除でキレイな状態を維持できますよ。
キッチン換気扇のホコリと油汚れの原因

キッチンの換気扇汚れの原因は、ベタベタとした油と同時にホコリも吸い込むことにあります。
油が接着剤のような役割を果たし、ホコリが換気扇にこびりついてしまうのです。
油とホコリが結びついた汚れは、時間が経つと固まって落ちにくくなります。
とくに毎日料理をする家庭では、どんどん汚れが繰り返し付着してしまいます。
この状態になると、かんたんな水ぶきではなかなかキレイにすることができません。
汚れが落ちにくくなる前に、こまめな掃除を行うことが大切です。
換気扇のホコリの取り方5ステップ

キッチン換気扇の基本的なホコリの取り方を5ステップで紹介します。
- 1.換気扇のパーツを外す
- 2.「弱アルカリ性洗剤」に30分つけおきする
- 3.ブラシやクロスでホコリを取りのぞく
- 4.パーツを乾燥させて取り付ける
- 5.取り外せないところはふき掃除
以下で順に解説します。
ステップ1:換気扇のパーツを外す
換気扇のカバー、フィルター、プロペラなどのパーツを外します。
取り外し方は換気扇の機種によって異なるため、取扱説明書を参考にしてください。
パーツをとめるネジが油で固まって取れない場合は、以下の方法を試してみてください。
・ドライヤーの熱で温めて油を柔らかくする
・錆止めスプレーや潤滑スプレーを使ってみる
できる限り外せるパーツは外して、シンクの中など洗いやすい場所に置きます。
ステップ2:「弱アルカリ性洗剤」に30分つけおきする
外した換気扇のパーツは、弱アルカリ性洗剤(重曹やオキシクリーンなど)を使って30分間つけおきします。
つけ置きする水温を40〜50度のお湯にすれば、汚れがより落ちやすくなります。
つけおきが難しい場合は、湿らせたキッチンペーパーをパーツに被せてから洗剤を塗布して、汚れを浮かせましょう。
上から霧吹きなどで水をかけて洗剤を溶かすようにすると、より汚れが落ちやすいです。
ステップ3:ブラシやクロスでホコリを取りのぞく
換気扇のパーツをつけおきした後、ブラシやクロスを使ってホコリや汚れを取りのぞきます。
このとき、汚れを直接排水口に流さないように注意してください。
排水口が詰まる原因となります。
古い歯ブラシや使い捨てのクロスを使えば、掃除後の片付けが楽になるのでおすすめです。
ステップ4:パーツを乾燥させて取り付ける
掃除が終わったパーツは、しっかりと乾燥させてから再び取り付けます。
パーツに水分が残っていると、換気扇の故障の原因になります。
タオルで軽くふき取り、自然乾燥させるか、風通しの良い場所に置いておきましょう。
完全に乾燥したことを確認してから、元の位置に取り付けてください。
ステップ5:取り外せないところはふき掃除
取り外せないパーツは、ふき掃除をします。
重曹スプレーなどの弱アルカリ性洗剤を吹きかけると、油と一緒になったホコリや汚れが落ちやすくなります。
洗剤を吹きかけた後、少し時間を置いてから柔らかい布やスポンジで優しくふき取ってください。
汚れを長い間放置すると、換気扇の故障にもつながります。
取り外せないパーツもしっかりとふき掃除をして、換気扇を長持ちさせましょう。
キッチン換気扇の汚れが落ちないときの対処法
キッチン換気扇の油とホコリが混ざってギトギトした汚れは、時間が経つと落ちにくい場合が多いです。
ギトギト汚れを落とすためには、2つの対処法があります。
・お掃除ヘラで汚れを削る
・強力な油落とし洗剤を使う
以下で順に解説します。
対処法1:お掃除ヘラで汚れを削る
ギトギトにこびりついた油汚れは、お掃除ヘラや金たわしでていねいに削り取ります。
強くこすりすぎると傷つけてしまうので、注意してください。
汚れを削り取った後は、アルカリ性の油落とし洗剤を使って残った汚れを落とします。
洗剤を汚れにスプレーし、しばらく置いてからブラシやスポンジでこすりましょう。
対処法2:強力な油落とし洗剤を使う
強力な油落とし洗剤を使うことで、頑固な油汚れ効果的に落とせます。
重曹水などの弱アルカリ性よりも強力なアルカリ性洗剤が多いのが特徴です。
使用すると手荒れの原因になるので、ゴム手袋を必ず着用してください。
以下に市販品でおすすめの強力洗剤を3つ紹介します。
1:リンレイウルトラハードクリーナー油汚れ用

強力なアルカリ性で、キッチンの頑固な油汚れをしっかり落とします。
泡タイプなので、垂直面にも密着しやすいのが特徴です。
2:茂木和哉 油汚れ用洗剤 「なまはげ」

キッチンの頑固な汚れを溶かして落とす高性能な洗剤です。
こびりついた油汚れや焦げ付きにも効果的です。
3:サラヤ 油汚れ用強力洗浄剤 ヨゴレトレールR HYPER

即効性があり、短時間で汚れを分解します。
強力な洗浄剤で、ギトギトになった油汚れに対して高い洗浄力を発揮します。
キッチン換気扇の汚れを防ぐ2つの方法

キッチンの換気扇につく油とホコリが組み合わさった汚れは、時間が経てば経つほど落ちにくくなります。
汚れが発生してから落とすのではなく、そもそも汚れを付着させない対策も有効です。
ここでは、汚れを防ぐための方法を2つ紹介します。
・換気扇シートを貼る
・1ヶ月に1度は重曹水でふきあげる
以下で順に解説します。
予防法1:換気扇シートを貼る
不織布の換気扇シートを貼ると、換気扇のファンに細かいホコリや油が付着するのを防げます。
換気扇シートはシールタイプやマジックテープがあるので、誰でもかんたんに取り替えられます。
取り替える際には、換気扇本体を軽くふき掃除することを忘れないようにしましょう。
一回一回の換気扇掃除が、かなり楽になるのでおすすめです。
予防法2:1ヶ月に1度は重曹水でふきあげる
1ヶ月に1度、重曹水を使用して換気扇をふき上げることをおすすめします。
汚れが頑固になる前にこまめに掃除すれば、軽く拭くだけで汚れが落ちますよ。
重曹は油汚れやホコリを落ちやすくする効果があるだけでなく、料理にも安心して使えるグッズです。
100円ショップでも販売されており、重曹水は安価で手の届きやすい洗剤です。
換気扇掃除に使用する重曹水は、1リットルのぬるま湯に大さじ1杯の重曹を溶かすだけで簡単に作れます。
コスパも効率もよい重曹水で、月に一度換気扇をしっかりと掃除しましょう。
まとめ:キッチン換気扇はこまめな掃除でキレイを維持しよう!

キッチンの換気扇は油汚れやホコリが貯まる前に、定期的に掃除しておくことが大切です。
かんたんにできる予防法なら、換気扇シートを使うのがおすすめ!
そして、1ヶ月に1度の重曹水でのふき掃除により、汚れが頑固になる前に取り除けます。
それでも落ちにくい汚れが残った場合は、換気扇のパーツを外して掃除しましょう。
弱アルカリ性洗剤に30分つけおきしても落ちない場合は、強力なアルカリ性洗剤を使用します。
お掃除ヘラで汚れを剥がし、ブラシやクロスでふき取ってください。
ぜひ、ここで紹介した方法を取り入れて、換気扇をキレイな状態に保ちましょう。
換気扇の清潔さの維持だけでなく、料理をする際に出てしまう不快な匂いや煙も防げますよ!
