「キッチンの生ゴミ臭を何とかしたい」
「ゴミ箱から生ゴミの匂いがする」
「生ゴミの匂いってどうやったら消臭できるの?」
不快な生ゴミの匂いってどうにかして消したいですよね。
来客が来たときに、「生ゴミ臭が漂っていたらどうしよう」と気になるでしょう。
匂いの原因は水分や細菌の繁殖によるものです。
しっかりと対策をすれば、生ゴミの匂いを抑えることができますよ。
今回は、生ゴミの匂いの原因や7つの対策をはじめ、3つの便利グッズを紹介します。
毎日の調理で出る生ゴミも、ちょっとしたアイテムを取り入れると、匂いの軽減につながります。
家の中を快適な空間にするために、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
生ゴミから匂いがする原因

嫌な匂いは、生ゴミをエサに増殖する雑菌が原因です。
特に「嫌気性菌」と呼ばれる酸素を好まない微生物が、生ゴミをエサに分解(腐敗・発酵)する際、悪臭のもととなるガスを発生させます。
雑菌の増殖が活発になるのは、以下の3つがそろったときです。
- ・栄養(生ゴミ)
- ・水分
- ・温度
なかでも水分は匂いの発生の原因となりやすく、湿った生ゴミを放置すると、雑菌の温床になりやすいです。
高温多湿になる夏場は、菌の繁殖スピードが早く、短時間で腐敗が進みます。
生ゴミを密閉した袋に入れて長時間放置すると、酸素が少ない環境で嫌気性菌が増え、匂いが一気に強くなる可能性があります。
生ゴミの匂いを防ぐには、雑菌が好む「栄養・水分・温度」を断つことが必要です。
簡単!生ゴミの匂いを抑える7つの対策

生ゴミの匂いは、ちょっとした工夫で改善できます。
- 1.生ゴミの水気をしっかり切る
- 2.コーヒーの抽出カスを活用する
- 3.重曹スプレーをかける
- 4.新聞紙に包んで捨てる
- 5.牛乳パックに入れて捨てる
- 6.冷蔵庫や冷凍庫に入れて、雑菌の増殖を防ぐ
- 7.三角コーナーをシンクに置かない
どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
1.生ゴミの水気をしっかり切る
生ゴミの匂いの原因のひとつが水分です。
水気をしっかり切るだけで匂いの発生を抑えられ、虫の発生防止にもつながります。
生ゴミ受けネットから取り出したあとは、手で軽く絞って水分をしっかり拭き取りましょう。
三角コーナーや排水口のゴミかごを使っている場合も、最後に必ず水切りをしてから捨てる習慣をつけることが大切です。
2.コーヒーの抽出カスを活用する
飲み終わった後のコーヒーの抽出カスには、消臭と吸湿のダブル効果があります。
コーヒー豆に含まれる成分が匂いを吸着し、湿気を取り除くことで雑菌の繁殖も抑えられます。
使い方は、乾燥させたコーヒーかすを生ゴミに軽く振りかけるだけです。
生ゴミ袋や三角コーナーの底に少し入れておくだけでも、嫌な匂いを和らげてくれます。
ポイントは、必ず乾燥させてから使うこと。
濡れたままのコーヒーかすはカビや雑菌が増える原因になるため、日光に当てるか、フライパンで軽く炒って乾かしてから使うと安心です。
3.重曹スプレーをかける

キッチン周りの消臭として定番の重曹スプレーは、生ゴミの匂い対策にも有効です。
重曹は弱アルカリ性のため、生ゴミの腐敗で発生する酸性の臭い成分を中和し、嫌な匂いをやさしく抑えてくれます。
使い方は簡単で、水200mlに重曹小さじ1を溶かし、スプレーボトルに入れるだけ。
生ゴミ袋やゴミ箱、三角コーナーなどにシュッと吹きかけると、臭いの発生を防ぎつつ、菌の繁殖も抑えられます。
4.新聞紙に包んで捨てる
新聞紙には水分を吸収する性質があるため、生ゴミに残った湿気を吸い取ってくれるほか、インクの成分にも脱臭効果があるとされています。
やり方は、生ゴミを水切りしてから、適当な大きさの新聞紙で包み、そのまま燃えるゴミに入れましょう。
特に水分の多い野菜くずや果物の皮などは、二重に包むとより効果的です。
新聞紙が余分な水分を吸収すれば、雑菌の繁殖が防げ、匂いの広がりも防止できます。
5.牛乳パックに入れて捨てる
空になった牛乳パックは、生ゴミの匂い対策にも活用できます。
内側が防水加工されているため、水分を通しにくく、匂いや汁漏れを防ぐミニ容器として使えるのが特長です。
使い方は、飲み終わった牛乳パックを洗ってよく乾かし、口を大きく開けて生ゴミを入れるだけ。
魚の骨や内臓など、特に匂いの強いゴミを入れるのにもおすすめです。
牛乳パックごと処分できるので、袋を二重にする必要もありません。
6.冷蔵庫や冷凍庫に入れて、雑菌の増殖を防ぐ

生ゴミの匂いを防ぐには、温度を下げて雑菌の繁殖を抑えるのが効果的です。
雑菌は高温多湿で増殖するため、腐敗しやすい野菜くずや魚の内臓は冷蔵庫か冷凍庫で一時的に保管すると、匂い対策につながります。
密閉できる袋や保存容器に生ゴミを入れて、ゴミを出す直前まで冷蔵か冷凍しておきましょう。
冷蔵庫に生ゴミを入れるのに抵抗がある場合、ベランダや玄関などの涼しい場所に保管するのもおすすめです。
7.三角コーナーをシンクに置かない
キッチンの三角コーナーは、常に水がかかる環境のため、生ゴミが湿った状態で溜まり、雑菌が繁殖しやすくなります。
匂いを防ぐには、三角コーナーを使わないのが一番の近道です。
調理中に出る生ゴミは、その都度ポリ袋や自立式の水切り袋に入れて、調理が終わったらすぐに捨てましょう。
三角コーナーを置かないだけで匂いやぬめり、掃除の手間を減らせますよ。
部屋を快適に!最強の生ゴミの匂い対策グッズ3選

生ゴミの匂いを根本から防ぐには、専用の消臭グッズを活用するのもよい方法です。
- 1.消臭力・ゴミ箱用|エステー
- 2.消臭力生ゴミ用スプレー|エステー
- 3.ダストマン抗菌スタンド|KUREHA
以下では、家庭で使いやすく、キッチン周りの匂い予防におすすめのアイテムを3つ紹介します。
1.消臭力・ゴミ箱用|エステー

(画像引用:エステー)
エステーの消臭力ゴミ箱用は、ゴミ箱のふたの裏に貼るか、吊るすだけで悪臭を元から中和してくれる消臭芳香剤です。
エステー独自のペアリング消臭効果により、ゴミ箱内の匂い成分をキャッチして分解。
シトラスミントなどの香りが広がり、キッチンの空気もすっきりします。
約1~2か月ほど効果が続くため、交換の手間も少なく、コスパの良い消臭アイテムです。
2.消臭力生ゴミ用スプレー|エステー

(画像引用:エステー)
生ゴミの匂いをすぐ消したいときは、消臭力の生ゴミ用スプレーが有効です。
匂いの原因菌に直接作用する抗菌成分を配合しており、スプレーするだけで雑菌の繁殖を防ぎます。
三角コーナーや排水口、ゴミ箱など、匂いが気になる場所に吹きかけると、爽やかな匂いが広がり、キッチンの空気をリセットしてくれます。
3.ダストマン抗菌スタンド|KUREHA

(画像引用:KUREHA)
ダストマン抗菌スタンドは、クレハの人気シリーズ「キチントさん」から販売されている自立型の水切りゴミ袋です。
シンクに広げて置くだけで立ち上がる設計で、三角コーナーの代わりに使えます。
袋の底に水切り穴があり、生ゴミの水分をしっかり排出します。
抗菌加工が施されているため、雑菌やぬめりの発生を防ぎ衛生的に使えるのも魅力です。
【習慣化すると楽】生ゴミを出さない3つのコツ

生ゴミの匂いを確実に防ぐ方法は、生ゴミを出さないことです。
以下のような工夫をするだけで、生ゴミの量を減らせます。
- 1.できるだけ食べ残しを出さない
- 2.野菜の皮も食べる
- 3.魚はお店でおろしてもらう
できる範囲で習慣化すれば、ゴミの量を減らせるだけでなく、家事も楽になりますよ。
1.できるだけ食べ残しを出さない
家庭で出る生ゴミは、食べきれずに捨てられた食べ残しがほとんどです。
まずは作り過ぎない・残さないことを意識しましょう。
家族の食べる量に合わせたり、余ったおかずは翌日のお弁当やアレンジ料理に活用したりするのがおすすめです。
作る・食べる・保存するをバランスよく意識することで、食品ロスが減り、食費の節約にもつながります。
2.野菜の皮や茎も食べる
捨ててしまいがちな野菜の皮や茎には、栄養やうま味が豊富です。
人参や大根は皮ごときんぴらに、ブロッコリーの茎は細切りにして炒め物やスープに使うなど、工夫次第でおいしく食べられます。
皮をむかずに調理すれば、生ゴミを減らせるうえに調理の時短にもなるのがメリットです。
食べられる部分は食べて捨てないという意識を持つだけで、生ゴミの量の削減につながります。
3.魚はお店でおろしてもらう

魚を自宅で捌くと、頭や内臓などの生ゴミが多く出ます。
購入時にスーパーや魚屋で三枚におろしてもらえば、自宅で出る生ゴミを減らせます。
ほとんどのお店では無料で対応してくれるため、手間を省きながら匂い対策もできる方法です。
魚をよく食べる家庭であれば、こうしたサービスを上手に活用することで、清潔なキッチンが維持できるだけでなく、家事の効率化も図れるでしょう。
生ゴミの匂い対策に関するよくある質問

Q1.ゴミ箱についた生ゴミの匂いを消す方法を教えてください。
ゴミ箱の内側に染み付いた匂いには、洗浄と除菌が必要です。
中性洗剤でしっかり洗い、汚れやぬめりを落としましょう。
そのあとに、キッチン用漂白剤を使って消毒すると、雑菌の増殖を防げます。
洗ったあとは、しっかり乾燥させ、日光に当てると殺菌効果が高まります。
ゴミ箱の底に新聞紙を敷いたり防臭効果のあるゴミ箱を使ったりすると、匂いの再発防止に役立ちます。
Q2.リビングに広がった生ゴミ臭を消す方法を教えてください。
部屋全体に匂いが広がったときは、まず換気をしましょう。
窓を開けて空気の通り道を作ると、匂いも早くなくなります。
発生源の生ゴミを処分したあと、濡れタオルを固く絞り、ブンブンと振り回すのも有効です。
匂いの粒子を水分が吸着し、空気中の匂いが軽減します。
さらに、重曹スプレーや空間消臭剤を使うのもおすすめ。
定期的な換気とこまめなゴミ処理を心がければ、リビングに生ゴミ臭が広がりにくくなるでしょう。
まとめ:生ゴミの匂いは簡単な工夫で防げる!

過ごしやすくなる秋でも、生ゴミの匂いは気になるものです。
室内で過ごす時間が増えるこれからの季節は、リビングに生ゴミの匂いが広がると不快に感じてしまいます。
水分をしっかり切る、重曹を活用するなどの工夫を習慣化することが大切です。
今回は簡単にできる生ゴミの匂い対策を紹介しましたので、ぜひ試してみてください。
簡単にできることから取り入れて、臭いのない清潔なキッチンをキープしましょう。
