千葉の便利屋ひつじ堂へ
お気軽にご相談ください

便利なサービスはこちら

クエン酸はカビ取りに効果あり?効き目の違いと正しい使い方を徹底解説

Mold

「クエン酸ってカビに効くのかな?」
「クエン酸が有効な汚れって何?」
「カビを根こそぎ取るにはどんな洗剤を使えばいい?」

 

入手しやすく手作りもできる洗剤として知られているクエン酸ですが、実際の効果を知らない方も多いのではないでしょうか。
特徴的な匂いからカビ取りにも有効かと思われがちですが、実際クエン酸にはカビを完全に除去する効果はありません。

 

ただし、クエン酸はカビ予防としては効果があり、安価で手軽に使える有効な洗剤です。
今回はカビとクエン酸の基礎知識、クエン酸がもつ効果、クエン酸でカビ落としできる範囲などを紹介します。

 

また、カビを根こそぎ取りたい場合に使えるおすすめの洗剤も紹介します。

正しいカビ取り方法を知らなければ、カビが落ちないだけでなく、逆にカビを繁殖させてしまう恐れもあります。

クエン酸の本当の使い方と、より効果的なカビ取り方法を知って活用してくださいね。

黒?青?赤?カビの色と種類の違いを解説

カビにはいくつか種類があり、その色や発生場所によって対策が異なります。
家庭にひそむ主な3種類のカビの特性を紹介します。

黒カビ:奥まで根付いて落としづらい厄介者

・特徴①:ヌルヌルした斑点やパッチ状
・特徴②:繁殖が早く、一度発生すると根を張ってどんどん広がる
・特徴③:一度根付くとなかなかきれいに落としきれない
・発生場所:浴室・台所のシンク周り・洗面所・窓枠・エアコン内部など、湿気の多い場所
・健康被害:鼻水、くしゃみ、咳などのアレルギー反応や気管支炎、喘息、皮膚炎など

青カビ:腐った食品に付着するふわふわタイプ

・特徴①:ふわふわとしていて、胞子が空気中に飛びやすい
・特徴②:冷蔵庫内や湿った環境、低温の環境でも増殖
・発生場所:食品(パン、果物、野菜など)や湿った土壌
・健康被害:食中毒・アレルギー反応・免疫力が低い人には肺の感染症など

赤カビ:広がりやすいが落としやすい酵母菌

・特徴①:ピンクや赤みがかった色で、ぬるっとした質感
・特徴②:酵母菌の一種であり、カビではない
・特徴③:高温多湿を好み、一度発生すると急速に広がる
・発生場所:浴室やキッチンなど湿った木材やタイルの目地、土壌や植物の根
・健康被害:直接的な健康被害はないが、赤カビをエサとする黒カビが発生することで、喘息などのアレルゲンを引き起こす

 

食品に発生しやすい青カビは、殺菌を考えるよりも食品ごと破棄しましょう。

 

黒カビや赤カビは掃除でカビを除去し、予防策を立てることで部屋もきれいになり、健康への害も少なくなります。

クエン酸は生活に幅広く使える天然素材

クエン酸は、レモンや梅干しの「酸っぱさ」の素である天然の酸です。
クエン酸の主な用途には以下の3種類があります。

 

・掃除用(95〜99%)
・食品用(99.5%以上)
・医療用(99.9%以上)

*( )内は純度

 

家庭内で使用するクエン酸は「掃除用」と「食品用」の2種類です。
料理にも掃除にも、生活のあらゆる場面で活用でき、100円ショップやドラッグストアでも入手できる汎用性の高い化合物です。

 

ただし、クエン酸は長期保存には向きません。
開封後は密封できる容器に入れ、冷暗所で保存し1か月程度で使い切りましょう。

掃除に役立つクエン酸の3つの効果

酸性の成分をもつクエン酸が、掃除の際に発揮する効果を3つ紹介します。

 

・アルカリ性の汚れを落とす

・殺菌・抗菌効果がある

・消臭対策になる

 

それぞれ解説します。

1.アルカリ性の汚れを落とす

クエン酸はアルカリ性の汚れを落とす効果があります。

尿の臭いや黄ばみ、食器の手垢や浴室タイルの水垢などアルカリ性の汚れがこびりつく場所で効果を発揮します。

2.殺菌・抗菌効果がある

クエン酸には菌の繁殖を抑える効果があります。

クエン酸を溶かした液体をスプレーボトルに入れ、おもちゃやまな板などに吹きかけるだけで、抗菌作用が働きます。

 

子どもが口に入れる可能性があるものでも、食用としても使えるクエン酸なら安全ですよ。

また、キッチンスポンジや雑巾の除菌にも使えるので、自宅にある多くの物の殺菌や抗菌ができます。

3.消臭対策になる

クエン酸には殺菌効果とともに、雑菌から発生する臭いを消す効果があります。

臭いが気になる場所に、クエン酸水を吹きかけるだけでOK。

トイレやシンクの排水溝など、臭いが発生しやすい場所に常備して、1日1回吹きかける習慣をつけましょう。

臭いが気になる前に予防策として使用するのがおすすめです。

クエン酸が有効なのは赤カビのみ

クエン酸は基本的に水垢やアルカリ性の汚れに強く、雑菌の繁殖を抑える効果や殺菌・抗菌効果があります。

カビ取り材としての効果が発揮されるのは、酵母菌の一種である赤カビのみです。

 

壁紙や浴室のタイルに生えた頑固な黒カビには、表面的な汚れが取れる程度の効果しかありません。

そのため黒カビには、状況に応じて他のカビ取り洗剤を併用することをおすすめします。 

 

ただし、カビを発生させない予防策としてクエン酸を利用するのは効果的です。

用途によって洗剤を変えて使用するのが良いでしょう。

クエン酸と重曹を合わせてもカビは完全に落とせない

同じ天然素材である「重曹」とクエン酸を組み合わせる方法をよく聞きますが、実際はカビ取りには向いていません。
クエン酸は「酸性」、重曹は「弱アルカリ性」の洗剤です。
クエン酸と重曹を混ぜると中和反応が起こり、それぞれの特性が失われてしまいます。

カビ取りにはそれぞれを単独で使用するか、専用のカビ取り剤を選ぶのが良いでしょう。

 

ただし、クエン酸と重曹の組み合わせは、排水口の掃除や換気扇の油汚れ落としには効果的なので、用途に合わせて使い分けましょう。

カビ落としに効果的なカビ取り専用洗剤3選

クエン酸を使うよりも、確実にカビを落とす方法を3つ紹介します。

1.カビキラー
2.キッチンハイター
3.激落ち 黒カビくん カビ取りジェル

 

どれも塩素系で、ホームセンターやドラッグストア、ネットで入手しやすい洗剤です。
それぞれ紹介します。

1.カビキラー

言わずと知れた「カビキラー」。強力な浸透力でカビの根まで染み込み効果を発揮します。我が家でもレースカーテンや壁紙、浴室のカビ取りに使用したことがあります。

カビは目に見えなくても空気中にカビの胞子が浮遊しています。空気中に浮遊したカビは壁や床に付着し、根を張り黒カビが発生。カビキラーはカビ落としだけでなく菌やバクテリアを除菌する効果もあります。

2.キッチンハイター

キッチンハイター

 

冷蔵庫のパッキンなどの黒ずみはカビが発生したもの。台所で発生したカビにはキッチンハイターなどの台所用塩素系漂白剤がおすすめ。

冷蔵庫の部品にカビができた場合は、台所用塩素系漂白剤を溶かした液体に部品につけます。その後水洗いして、水気をふき取ってください。

以前我が家でも壁紙のカビをハイターで落としましたが、キレイに落ちました。壁紙の種類や色によっては使用できないこともありますので、もし試したいという方は目立たない場所で試してからやってみてくださいね。

3.激落ち|黒カビくん カビ取りジェル

(参照:Amazon

ジェルタイプの洗剤なので、壁やタイルなど垂直面に塗っても密着して流れ落ちません。
タイル目次やコーキング、ゴムパッキンなどの細かい箇所にも効果的です。
薄いピンクの色付きなので、塗り忘れも防げます。

 

我が家でもよく使用している洗剤です。
広い範囲で掃除したいときは別のカビ取り材を使用しますが、細かい箇所のカビには黒カビくんを使用しています。

カビ取り後の対策が大事!効果的なカビの予防3選

カビは発生する度に落とすよりも、一度きれいに取り除いたら、二度とできないように予防することが大事です。
自宅でも簡単にできるカビの予防法を3つ紹介します。

 

・風通しをよくする
・湿度を40〜60%に保つ
・水気をこまめに取る

 

それぞれ説明します。

風通しをよくする

カビ予防の基本は、湿気を取り除いて風通しをよくすることです。
そのために最も効果的なのが、こまめな換気。
忙しい朝でも、出かける前に5分間窓を開けるだけでOKです。

 

特に湿気がこもりやすい浴室や押入れは、使用後に扉を開けて空気を循環させましょう。
室内を新鮮な空気に保つことは、カビ予防だけでなく家族の健康維持にもつながりますよ。

湿度を40〜60%に保つ


カビの発生を抑えるためには、湿度計を設置して室内の湿度を40〜60%にキープしましょう。
これはカビ予防だけでなく、快適に感じる健康面においても最適な湿度でもあります。

 

夏場や梅雨などの湿度が高い季節は、除湿器や除湿剤の活用も効果的です。
反対に、冬場は乾燥しすぎないよう加湿器の使用も検討しましょう。

水気や湿気をこまめに取る

浴室やキッチンなどの水回りはもちろん、家の中は水気や湿気がたまる場所が多くあります。

 

・浴室
・トイレ
・キッチンのシンク周り
・観葉植物の受け皿
・ペットの水飲み場
・靴箱
・押入れやクローゼット
・洗濯機周辺
・窓際

 

清掃や換気、除湿剤や乾燥機の使用など、こまめに水気や湿気を取ることが、カビ予防の鍵となります。

カビ取りはクエン酸より塩素系のカビ取り専用洗剤がおすすめ!

今回はクエン酸とカビ取りについて紹介しました。

・カビ取りはクエン酸よりも塩素系カビ取り専用洗剤がおすすめ
・クエン酸は消臭やアルカリ性の汚れに効果がある
・カビ取り後はカビ予防対策をしよう

カビ取りは表面のカビだけを取り除いても意味がありません。
根を張ったカビまでキレイに取り除く必要があります。
そのため一番効果があるのは、やはりカビ取り専用洗剤を使うこと。

カビ取り剤を使い際は、換気を必ず行い、ゴム手袋とマスクを着用しましょう。
大変危険なので、カビ取り専用洗剤が直接目に入らないよう気をつけてください。

カビをそのままにしておくと、部屋中にカビの胞子が舞い、健康によくありません。
キレイな部屋で過ごすために専用の洗剤でキレイにカビを落としましょうね!

同カテゴリーの記事

ズボラ主婦の生活術 TOPへ 奮闘記 便利屋ひつじ堂と便利士を読む

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

お友だち追加
PageTop